ウェンディ&ピーターパンネタバレ感想 その3
ウェンディ&ピーターパンも残すところあと3公演ですね。
開幕前の裕翔くんのインタビューを読み返してから1公演観てきたので、終わってしまう前にもう少しだけ感想を書いておこうかと思います。前回に引き続きネタバレしかしませんので、NGな方はお気をつけください。
やっぱりピーターを中心にしてみた時にテーマになってくるのって「恋」じゃないですかね。英語だと“Love”でそのままだと「愛」になっちゃいますけど、日本語だと「恋」だよなと。あ、愛と恋をちゃんと使い分けられる自信はないんですけどね。
ピーターが感じてる正体がよくわからない感情、いろいろあるのかもしれませんけど、結構な割合で「恋」ですよね。
寝ているウェンディに一目惚れして、「キス」の一言で呼び止められて、「ウェンディに嫌われてる」って落ち込んで、「忘れ方を忘れちゃう」ってこれ“ぜんぶ恋のせいだ。”ですよね。(JRスキースキーの広告思い出して!)
ここでティンクとのあの辺りのことを思い出してみます。
倒れてるピーターとティンクの顔が近づきキスしそうになる→ピーターが「お母さんになる?」ってごまかすように言う→ピーターがキスだと思ってる指ぬきを渡そうとする→いろいろあって→「ティンクは僕の大切な妖精だから」ってハグをする→ティンク悟る
だと思うんだけど、キスと指ぬきと「お母さんになる?」とハグの位置づけが興味深いなと思います。ピーターは割と強めの指ぬき出してんのにティンクには全然伝わってないのとかも含めて。
あと、子どもにとっての「お母さんになる?」「お父さんになって」はわりと上位の愛情表現っていうか、言う側は無自覚なのに言われた側は結構うれしくなっちゃう魔性の言葉なんだなってのも興味深い。
それと、ハグって身体的接触があるから日本人的にはドキッとしちゃうけど、英国人にとってはこの4つの中ではいちばん弱いんだろうな。恋愛感情を表すものとしては特に。……って思ったけど、日本人と英国人の感覚の違いではない可能性も?大人と子どもの感覚の違いでも成り立つかもしれないですね。
あとは思いつくままに感想を。
ウェンディがピーターに「お父さんやってくれる?」って聞いたあとの反応。中日以降かな?反応具合が変わってきたような?ドギマギしてる感じがかわいい!
ハーモニカ&ダンスのあとピーターはクローゼットの上に乗っかってハーモニカを服でぬぐってたんだけど、26日は指ぬき取り出してうれしそうに見つめてた。急にピーターにとっての指ぬきが違うものになってるように感じる。かわいい!
ピーターが生き返って(やっぱり葬式ごっこだよなーと現時点では思ってる)、フックを殺したって武勇伝を話してる時のシャドウズの顔。めちゃくちゃ「何言ってんだよ?」な顔になってるのが怖くていい。
続くピーターが狂ったように踊って、高速回転するところ相変わらず苦しい。
このあとの流れからして、ティンクの妖精の粉を使わないと飛べないくらい、楽しいことを考えられないし、ウェンディのことを忘れられないってことからくるものなんだよね。ピーターこの時点ではめちゃくちゃ熱い。
そういえばついに窓の外からダーリング家の覗く最後のピーターの表情を見た。あんまり感情はなく、むしろ無だなと。勝手に、本当に勝手にこっちが泣いちゃう。
とりあえずこんな感じで。
また最後に感想かけたら良いなと。
あと3公演なにごともなく、ピーターな裕翔くんが翔び続けられますように。