日々これ裕翔 R

中島裕翔くん好きな大人の徒然 Season2

ウェンディ&ピーターパンネタバレ感想 その2

開幕から2週間が経ちウェンディ&ピーターパンも折り返し地点を過ぎたところなんですけど、あれから2回観まして、ますますウェンディ&ピーターパンにハマっています。

 

そんなわけで前回に引き続きネタバレ感想を。ネタバレNGな方はお気をつけいただけると幸いです。

思いつくままに順番無視で書くので、読みづらかったらごめんなさい。

 

前回ウェンディのママの初めてのキスの相手はピーターなのでは?なんて書いたんですけど、「なのでは?」どころではなく完璧にそうですよね、あれ。

15日に観た時はあんなにあからさまじゃなかったような気がしてたんですけど…どうでしょう?

そして、これウェンディのパパとママが初めて登場する場面でしっかりと伏線が張られてるのですね。「君の口元には僕の知らないキスが〜」とかってパパが言ってるのにようやく気づきました。パパ意外と鋭いなー。

 

あと、わたし的注目ポイントが指ぬきとボタンの行方です。

指ぬきはウェンディがピーターにあげたキス、トムのボタンはピーターがウェンディにあげたキス。トムのボタンは再会したトムの首にかけてあげることでネバーランドに残り、指ぬきはウェンディのポケットに入って家に戻ります。

で、指ぬきどうなったと思います?

普通、思い出として大切にしまっておくとか、とりあえず大事そうにポケットに戻すとか思うじゃないですか。ところがウェンディったらベッドの足元の収納の上にポンッと置いて階下の家族のところに行ってしまうんですよ。まるで本当にただの指ぬきのような扱いで。この指ぬきの扱いからウェンディはピーターのいるところから次のフェーズに移ったのだと思いました。

 

そして、それは過去にウェンディのママにもあったことで……と考えると、ピーターは女の子を次のフェーズに進ませる存在なのかなと。そして、ピーターはそれを何回も繰り返しているのかなと。

だとしたら、そりゃピーターにとっては「覚えてるなんて良くないことだ」ってなりますよね。じゃなきゃあんなの繰り返せないですもん。

でも、覚えてることもあるのかなー。本当はキスが指ぬきやボタンでないこともわかってる?とかネバーランドに連れて来ちゃった子ども(ロストボーイではなく)は家に帰るのが幸せなんだとか。

 

というように考えると、ダーリング家の子ども達を見送るピーターの顔の表情の変化とってもいいですよね。

そして、ほんとの最後にダーリング家の窓の外からウェンディが指ぬきをポンッと置いていく場面を見ていた時のピーターはどんな表情をしているのかめちゃくちゃ気になります。(実はここ今まで指ぬきに注目しすぎてピーターのことあんまり見れてなくて)ネバーランドでは優しい顔で見送っていたけれど多分違う顔なんだろうな。

 

ここからは思いつくままに好きなところを書いておこうかと。

 

トムを連れて行くところのピーターとシャドウめちゃくちゃ好き。コンテンポラリーダンスっていうのかな?身体と身体の動きがとてもきれい。トムにキラキラした粉をかけるピーターがひたすら美しい。キラキラした粉は上からも降ってきていて本当に美!

 

今までぼーっとしていて気づかなかったんですけど、ジョリーロジャー号めちゃかっこいい。船首像のガイコツとフックが見えてくるところワクワクしちゃいます。

あとダーリング家の子ども部屋の外枠がずっとあるのも良いですよね。あの外枠プロジェクションマッピングの時にとてもいい仕事してます。それと外枠はあり続けて中だけがネバーランドになるのって、ピーターやネバーランドがウェンディの想像の世界にあるっていうのを表してるのかなって。

舞台美術が伝えようとしてること、気づいていないだけでもっとあるのかもしれないですね。

 

比較的舞台に近い席に座った時に初めて気づいたんですけど、ウェンディが自力で飛ぶ時とダーリング家の子ども達が帰って行く時の照明(上から真下に向かってる)めちゃくちゃきれいなんですよ。そっち気にしてたらピーター見損ねそうになってあわてたんでもう見られないと思うんですけど。

 

フックの殺陣かっこいいです!ピーターが動きまくってて、それはそれでかっこいいんですけど、フック受け多目の殺陣めちゃくちゃかっこいいです。あれはずるい。

 

最初ピーターが生き返ったのだと思ってたんですけど、あのお葬式みたいなことしてたのは「ごっこ」だったんですかね?(追記やっぱり生き返ったんだと思う)。

そして、ピーターが狂ったようにダンスするんですけどあれ苦しいですね。あの振り付けもとても独特だと思うんですよ。何かを脱ぎ捨てたいような?正解はわからないんだけど、狂っててへなちょこなだけではないなーと。これはもう少し考えたいなと思います。(でもあの少し狂気をはらんだピーターいいですよね)

 

バブルボールのピーター好きです。本気で楽しんでるようで。ピーターが手を挙げるとシャドウが持ち上げてゴールするとこも好き。ピーターとシャドウ全般に言えることですけど、お稽古と信頼とみなさんの身体能力の元に成り立ってるのがわかって。

 

マストの上でウェンディとピーターがお話するシーン。ピーターが自分のお母さんのことを話すところでピーターちゃんと涙を浮かべているんですね。大きな劇場なので双眼鏡で覗かなければわからないと思うんですけど。声を震わせておけば伝わると思うんだけど。ちゃんと涙を浮かべて、それでいて言葉は悲しさよりも優しさを感じさせて。これ一回きりだったらさして驚きもなかったりするんだけど、あれ毎回やってるんですよね?あんなマストの上で繊細な演技を。いやー裕翔くんったら。本当に素晴らしい!!

 

脈絡なくダラダラ書いてしまいましたが、少しでも共感してもらえたり、気づきがあったりしたらうれしいです。

ピーターパンな裕翔くんがこのまま無事千秋楽まで翔び続けられることを願って、今日はこのへんで。